ZXingでバーコードリーダーを作ってみよう①
今回は、Googleが提供しているZXingの使用方法についてまとめてみました。
ZXingは、QRコードやバーコードの生成や読み取りができるライブラリです。
Androidの定番アプリ「QRコードスキャナー」は、このZXingを使用したアプリです。
◆ZXingのダウンロード
以下のページからZXingライブラリをダウンロードします。
http://code.google.com/p/zxing/downloads/list
今回は、ZXing-1.7.zipのバージョンをダウンロードしました。
◆ZXing-1.7.zipの解凍
ZXing-1.7.zipを任意のディレクトリに解凍します。
◆jarファイルの生成
(1) 事前準備
Antを使用してビルドしますので、事前にAntをセットアップしておく必要があります。
(1)-1 Apache Antのダウンロード
以下のページからダウンロードします。
http://ant.apache.org/bindownload.cgi
(1)-2 apache-ant-1.8.4-bin.zipの解凍
apache-ant-1.8.4-bin.zipを任意のディレクトリに解凍します。
(1)-3 パスの設定
ここでは、C:\Program Files配下に解凍したので、以下のようにパスを通しておきます。
Path=*****;C:\Program Files\apache-ant-1.8.4\bin
(1)-4 JAVA_HOMEにJDKを設定
JAVA_HOME=C:\Program Files\Java\jdk1.6.0_21
(2) jarファイルの生成
今回必要とするcore.jarとjavase.jarを生成します。
解凍して出来たzxingフォルダをカレントディレクトリとして、以下のコマンドを実行します。
zxing>
zxing>cd core
zxing\core>
zxing\core>ant
「BUILD SUCCESSFUL」が表示されたことを確認
core配下にcore.jarが作成されます。
zxing\core>cd ../javase
zxing\javase>
zxing\javase>ant
「BUILD SUCCESSFUL」が表示されたことを確認
javase配下にjavase.jarが作成されます。
◆jarファイルをプロジェクトに追加
生成したcore.jarとjavase.jarをプロジェクトに追加します。
ます、任意のプロジェクトを作成します。ここでは、BarcodeReaderとします。
プロジェクトにlibsフォルダを作成して、core.jarとjavase.jarを配置して、これらをLibrariesに追加します。
プロジェクトにReferenced Librariesフォルダが作成されて、その中にcore.jarとjavase.jarが配置されます。
◆RGBLuminanceSource.javaをプロジェクトに追加
Android環境でバーコード画像をデコードする際は、ZXing配布ファイル中のandroidtestパッケージに含まれているRGBLuminanceSource.javaクラスを利用します。
作成中のプロジェクトにRGBLuminanceSource.javaを追加します。
以上で、Zxingを使用してバーコードリーダーを作る準備が整いました。
次回はZXingによるバーコードリーダーのプログラミングについてまとめて見ます。
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